生活習慣病は、私たちの日常の習慣や生活スタイルが原因で起こる病気のことです。食べ過ぎや、食べ物の選び方、運動不足、ストレスなどが原因になります。具体的疾患名には、高血圧や糖尿病、高脂血症などがあります。そのためバランスの取れた食事や適度な運動、ストレスを溜めないような心のケアが大切です。みんなで健康な生活を心がけましょう!
高血圧は、体の中を通る血液が、通常よりも強く押し流されることで血圧が高くなってしまう状態のことです。頭が痛いことやめまいがすることもありますが、多くの場合は無症候であり、サイレントキラーといわれる所以です。そのため、定期的に医師の診察を受けることが大切です。高血圧は、放置すると心臓や脳、腎臓の血管に悪影響を及ぼすことがあり、生活習慣の改善や内服薬でコントロールすることができます。
脂質異常症は、体の中の脂質(脂肪)の量やバランスが崩れてしまう病気です。普段、体は脂質をエネルギーや細胞を作るために使いますが、脂質異常症の場合、その調整がうまくいかなくなってしまいます。その結果、血液中の脂質の量が高くなり、悪い脂質(悪玉コレステロール)の割合が増加します。善玉と悪玉コレステロールのバランスが悪くなることで、動脈硬化リスクが上昇し、心臓病や脳血管疾患発症のリスクを高めてしまいます。
糖尿病とは、体の中で血液中の糖(血糖)の量が普通よりも高くなってしまう病気です。通常、私たちの体では食物からエネルギーが作られ、その一部は糖という形で血液中に入ります。インスリンという重要なホルモンが、血糖代謝を調整してくれますが、糖尿病の場合はその調整がうまくいかなくなってしまいます。その結果として、血糖値が高くなってしまいます。