【予防接種】インフルエンザワクチンを打つ際持病をお持ちの方に知ってほしいこと

10月に入り、これから秋・冬の季節は感染症が増加する時期に突入します。近年は新型コロナウイルスに注目が集まりがちですが、特に冬場にはインフルエンザの流行も懸念され、多くの方が発熱などの症状に悩まされることが予想されます。

今回は、インフルエンザワクチンの接種がなぜ重要なのか、そして持病をお持ちの方が特に注意すべきポイントについて解説します。

風邪

発熱は、感染症や体内の炎症、さらにはさまざまな病気が原因で引き起こされることがあります。

特に、インフルエンザは毎年多くの人々に広がり、高熱や全身の疲労感、筋肉の痛みといった辛い症状を伴います。さらに、重症化すると肺炎を引き起こすことがあり、最悪の場合には命に関わるリスクもあるため、軽視できない感染症です。

突然の38℃以上の高熱や、頭痛、筋肉や関節の痛み、そして全身にだるさを感じます。これに加えて、咳や喉の痛み、さらには鼻水やくしゃみなどが現れると、風邪と間違えてしまいがちです。しかし、インフルエンザの場合、こうした症状が急速に悪化しやすく、重症化するリスクが高いという点で、風邪とは大きく異なります。

インフルエンザワクチンは、ウイルスに対する免疫力を高め、感染するリスクを抑えるための最も効果的な手段です。特に、高齢の方や、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喘息、心臓病、がんなどの持病がある方は、インフルエンザに感染すると重症化しやすい傾向があるため、ワクチンの接種がとても大切です。ワクチンを受けることで、こうしたリスクを少しでも減らすことができ、健康を守る大きな一歩となります。

心血管疾患をお持ちの方がインフルエンザにかかると、心臓や血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まることが知られています。さらに、体内で炎症が引き起こされることで血液が固まりやすくなり、血栓ができやすくなる可能性もあります。

こうした理由から、心血管疾患を持つ方にはインフルエンザワクチンの接種がガイドラインでも推奨されています。また、ワクチンを接種することでインフルエンザを予防するだけでなく、心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントのリスクも減少することが確認されています。

最近の研究でも、インフルエンザワクチンを接種した人は、心血管関連の死亡や脳梗塞が少ないというデータもあります。

インフルエンザワクチンは、心臓と血管を守るためにも非常に重要な手段です。

予防接種

まずはお電話、またはオンラインでのご予約をお願いいたします。スムーズにご案内できるよう、事前の予約が必要です。

接種当日は、まず問診を行い、体調の確認をした上でワクチンを接種します。

接種後には、副反応に関する説明をし、もしもの場合の対処法も丁寧にお伝えしますのでご安心ください。

インフルエンザは毎年多くの人に影響を与える感染症で、予防にはワクチン接種が最も効果的な手段です。特に、持病をお持ちの方や心血管疾患の既往歴がある方、または高齢の方は、インフルエンザに感染することで重篤な心血管トラブルを引き起こすリスクが高まるため、ワクチン接種が非常に重要です。健康を守るためにも、ぜひワクチン接種をご検討ください。

東広島市で予防接種なら【佐々木医院】へご相談ください。

予防接種についてはこちら

上部へスクロール